以前、何年か前になるけど、某氏に「自分で歌ってみてはどうか？」と
聞かれたことがある。

正直、男性ボーカルはミスチルの桜井さんやB'zの稲葉さんくらい
声が高くて、J-POP向きで、上手くなければ起用に積極的になれづらい
というのもあるけど、なにより、自分自身の歌声に魅力を感じないからだ。
自分が客だったら明らかにスルーするレベルである。
そんなものを、いくら同人とは言え、個人販売とは言え、
公の場で展示してはならない。客に売ってはならない。
まあ、連想乙女や少女花火のような、「ここ、男の声欲しいな」と思って、
だけど、その部分のためだけに男の歌い手や声屋を呼ぶのがめんどくさい時は
自分でやったりもするけどさ（汗

「同人イベントでの頒布を中心に作曲活動が回っている」のではなく、
「作曲活動を中心に同人イベントでの頒布という選択肢が回っている」と言う視点に
今一度立ち返らなくてはな…。

結局、「優れた作品を目指す事」は競争というタームと一対になってしまうという現実…。

「音楽制作にはお金がかかる」
この認識に束縛されすぎている人間は絶対にいつか痛い目に遭う。
現在、商業音楽がこの姿勢に過剰になりすぎた結果、失敗してるのと同じように…。